若手抜擢ドキュメンタリー
公務員からの異業種転職。専門的な美術教育を受けていない状態からキネマシトラスへ飛び込み、数々の話題作で演出・副監督を務め、ついにはオリジナルアニメ『さよならララ』の監督に抜擢された小出卓史さん。異例のキャリアの裏にあった「焦り」と「覚悟」、そして成長を後押ししたキネマシトラスという環境の魅力に迫ります。
アニメーター・演出家 | 『さよならララ』監督
2014年キネマシトラス入社。『Under The Dog』『盾の勇者の成り上がり』『メイドインアビス』等にアニメーターとして参加。2018年放送『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』等で副監督を務め、2022年『メイドインアビス 烈日の黄金郷』ではOPディレクター・演出を担当。現在はオリジナルアニメ『さよならララ』の監督を務めつつ、社内アニメーターの育成など多様な役職を兼任する。
私自身、専門学校や美術大学などで専門的に絵の勉強をしていたわけではなく、大学卒業後しばらくは公務員として働いていました。アニメーターになるのが遅かったため「早く演出にならなければ」と少々生き急いでいたところがありましたね。
だからこそ、「やれることはなんでも」引き受けようと決めていました。動画マンとして入社し、1年後には動画検査にチャレンジさせていただきました。動画検査として働くおよそ2年ほどの間に、原画にも挑戦し始めました。
元請スタジオであり、若い人が多く、様々なチャレンジをさせてくれる会社を探していました。その条件にマッチしたのがキネマシトラスだったんです。
長所は、アニメーターの目線から言うと「デジタル環境に早く順応したところ」ですね。また、労働環境面では勤務時間や「会社が閉まる時間」が明確に決まっているところです。動画・動検から原画を始めていくという一般的なキャリアコースを大事にしつつ、短編などの作品で「チャレンジ」することに寛容なところも良い点だと感じています。
「早く演出にならなければ」と生き急いでいた。
だから、やれることは何でも引き受けようと決めていた。
多くのセクションを経験しましたが、どのセクションにおいてもその立場なりのやりがいがあります。私自身、今は「演出」を中心に携わっておりますのでその視点からお伝えしますと、演出は「はじめから終わりまで」作品に携わることができる仕事です。
様々なセクションの方々と多くのやり取りをし、その力が結集した映像が出来たときに、大きな達成感を感じます。また作画職としての観点では、アニメーターには「絵がうまい」以外にも、自分から吸収し、自分で自分を鍛えていく力が必要だと実感しています。
アニメーターとしての基礎知識は、入社時に行う研修ですべて教えていきます。ですので、専門学校所属でなくても、美大出身者でなくても、弊社に挑戦することは可能です。
実際に私がそうであったように、熱意と自分を鍛えていく力があれば道は拓けます。自分の武器をしっかりアピールしていただきたいです。頑張ってください!